- 2009-03-16 Mon 18:05:04
- 元ブーツ屋として
つい先日ED-PRO CORSAの修理についてご説明しましたが、修理についてのご質問で一番多いのはやはり「これは直るの?」でしょう。正確な数字は取らなかったのですが、切実さも加味してこれが一番印象に残っています。そしてその次が「修理費はいくら?」になるわけです。
この修理の可否については実際は現物を見ないと何とも言えない部分ですが、以下のような条件の場合は不可能な事がはっきりしています。(どのメーカーでもあまり差はありません)
■修理不能な場合
・樹脂パーツの交換が必要な修理
一部可能な部分もありますが、フロントプレートなど本体の構成パーツは無理だと思った方が良いでしょう。バックルベースなどは代替品が用意されている物もあります。
あまり破損はしない部分ですが、経年劣化で樹脂がもろくなる場合もありますので古いブーツは修理がしづらくなると思っていただいても結構です。
・内装交換
すり切れたりする場合がありますが、ほとんどの場合は補修不能です。(革内装の場合は当て革出来る可能性もあります)内装の摩耗が進む原因は湿気が大きな要素になります。毎日履いたり濡れたまま使い続けると内装が破損しやすくなります。
・ソール欠損が進んだ穴あき
ソールが減りすぎたりして穴が空き、中のシャンクプレートが露出するようでしたら修理はほぼ不能です。ステップを削って尖らしているモトクロスライダーは摩耗が進んでいないかチェックしましょう。
・本体が劣化した状態でのソール交換
交換を繰り返すとソールのコバ(張り出し部分)が減って交換が出来なくなる場合があります。
またキャップ構造(ガエルネ タフギアやTRAPPER、ロードブーツ全般など)のブーツは本体が劣化すると交換時に本体が破損する場合があります。これはソールと本体の堅さが異なるために境目が疲労破壊するときがあるからです。(私はこれで1足だめにしました)
■修理が出来る部分
・アウターソール部分だけの交換
いわゆる通常のソール交換です。ただしミッドソールに摩耗が及ぶと修理が困難か不能になる場合があります。
・革部分の当て革
摩耗や折損で革に10cm程度の穴が開いた場合は当て革で修理できます。場所にも依りますが、内側から手の届く範囲でしたら大抵縫うことが出来ます。あまり大きな穴の場合はブーツ本体の剛性に支障が出るために出来ない場合もあります。10cm以上の場合は要問い合わせです。
■確認の必要な修理
上記以外でパーツ交換以上の修理は問い合わせが必要になります。
ただ最近パーツ交換でもガエルネのピボットシステムのようにメーカー工場送りの物もありますので注意が必要です。
◆エムシーギアよりお薦め
ここまで書いてこう締め切るのもおかしな話しですが、この言葉で締めくくらせていただきます。
「諦める前に相談しましょう」
オリジナル通りに直すのが難しくても使用に支障の無いレベルまで直すことは出来るかも知れません。駄目で元々です。是非ご相談ください。
ご相談はこちら。画像をお送りいただく場合は1MBまででお願いします。
この修理の可否については実際は現物を見ないと何とも言えない部分ですが、以下のような条件の場合は不可能な事がはっきりしています。(どのメーカーでもあまり差はありません)
■修理不能な場合
・樹脂パーツの交換が必要な修理
一部可能な部分もありますが、フロントプレートなど本体の構成パーツは無理だと思った方が良いでしょう。バックルベースなどは代替品が用意されている物もあります。
あまり破損はしない部分ですが、経年劣化で樹脂がもろくなる場合もありますので古いブーツは修理がしづらくなると思っていただいても結構です。
・内装交換
すり切れたりする場合がありますが、ほとんどの場合は補修不能です。(革内装の場合は当て革出来る可能性もあります)内装の摩耗が進む原因は湿気が大きな要素になります。毎日履いたり濡れたまま使い続けると内装が破損しやすくなります。
・ソール欠損が進んだ穴あき
ソールが減りすぎたりして穴が空き、中のシャンクプレートが露出するようでしたら修理はほぼ不能です。ステップを削って尖らしているモトクロスライダーは摩耗が進んでいないかチェックしましょう。
・本体が劣化した状態でのソール交換
交換を繰り返すとソールのコバ(張り出し部分)が減って交換が出来なくなる場合があります。
またキャップ構造(ガエルネ タフギアやTRAPPER、ロードブーツ全般など)のブーツは本体が劣化すると交換時に本体が破損する場合があります。これはソールと本体の堅さが異なるために境目が疲労破壊するときがあるからです。(私はこれで1足だめにしました)
■修理が出来る部分
・アウターソール部分だけの交換
いわゆる通常のソール交換です。ただしミッドソールに摩耗が及ぶと修理が困難か不能になる場合があります。
・革部分の当て革
摩耗や折損で革に10cm程度の穴が開いた場合は当て革で修理できます。場所にも依りますが、内側から手の届く範囲でしたら大抵縫うことが出来ます。あまり大きな穴の場合はブーツ本体の剛性に支障が出るために出来ない場合もあります。10cm以上の場合は要問い合わせです。
■確認の必要な修理
上記以外でパーツ交換以上の修理は問い合わせが必要になります。
ただ最近パーツ交換でもガエルネのピボットシステムのようにメーカー工場送りの物もありますので注意が必要です。
◆エムシーギアよりお薦め
ここまで書いてこう締め切るのもおかしな話しですが、この言葉で締めくくらせていただきます。
「諦める前に相談しましょう」
オリジナル通りに直すのが難しくても使用に支障の無いレベルまで直すことは出来るかも知れません。駄目で元々です。是非ご相談ください。
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