Home > 工具 > KTMの整備に

KTMの整備に

  • Posted by: MC GEAR
  • 2013-12-24 Tue 20:13:09
  • 工具
うちは主にエンデューロを主眼にしているので自ずとKTM用のパーツや工具が多く流通するんですが、中でもサスペンション系のパーツは人気の高いアイテムです。

そんな中でも比較的特殊なのがこれです。(画像には載っていませんがシールも入っています。)
16-098[1]

KTMのエンデューロマシンは一部を除いてWPのPDSというリンクを介さないシステムを採用しています。所謂リンクレスサスペンションというものです。
サスペンションユニットにプログレッシブ効果(初期が柔らかく、奥に入ると粘る特性)を持たせているので複雑なリンク機構を必要とせず整備性が高く、また下廻りに余分な出っ張りが無いために倒木越えなどの際に引っかかる心配が無いなどメリットが多いシステムです。しかし構造上サスペンションユニットとスイングアームを繋ぐ部分のHeimというピロボールが劣化し易くなっています。泥や水分がもろに掛かるので錆びたり磨耗したりするんです。早い車両だと半年で駄目になったという話も聞きます。(下図の部分です)
キャプチャのコピー
私も昨日交換をしたんですが、当然ながら自分の所で扱っているエンデューロエンジニアリングのリプレイスパーツを使いました。これは純正より耐久性が高いという方もいらっしゃったりして単純なリプレイス品とはちょっと異なるようです。
ちなみにこの部分は注油不可なので日常のメンテでスプレーオイルなどを吹かないようにしましょう。恐らくオイルが埃を拾って磨耗が進んじゃうんだと思いますし、テフロンコーティングもしているようなので悪影響もあるのでしょう。

これの交換ですが、ガタが出るとサスペンションの動きを正確に伝えられないのでしっかりと圧入されており、抜く時も錆等で固着していたりして硬かったり、また入れるときは位置決めをちゃんとしないといけないなどちょっと面倒です。
08-0434-1[1]
そんな時にお奨めなのがモーションプロのヘイムジョイントツールです。
これの脱着のためだけの工具なのでスムーズに交換が出来ます。ちょっと価格は高いのですが、作業の効率やパーツを破損させないようにするためにはお奨めの工具です。

ところでこの工具に付いている交換手順を記した取扱説明書は画像を多くして分かり易くしているんですが、先にご紹介したエンデューロエンジニアリングのパーツについている交換手順のメモの方がこの工具の使い方を分かり易く説明しているという面白いことになっています。

もっとも一番難しいのはシールの抜き方なんじゃないかと思いました。こじって外そうとすると壊れるだけで抜けないんですよね。結局リップ部分を外からマイナスドライバーで叩いて内側に曲げる事で浮かせて抜きました。あとはひたすら叩くだけなので難しくはありません。冬場はヒートガンなどで暖めると楽かも知れません。屋外の、しかも朝一番の寒いところでやったら結構苦労しました。

パーツ自体は4,500円と純正部品より若干安い設定なのでガタが出たと思ったら即替えてあげましょう。お恥ずかしい話ですが、私のは凄いガタが出ていて走っていてもばたつくのが分かるほどでした。当然ですが替えた途端にリアサスが暴れない事に驚きました。(笑)

エンデューロエンジニアリングのパーツはこちらをご覧ください。>>>

モーションプロの工具はこちらをご覧ください。>>>
関連記事
 
 

Comments: 0

Comment Form
Only inform the site author.

Trackback+Pingback: 0

TrackBack URL for this entry
http://mcgear.blog111.fc2.com/tb.php/2049-74a32d33
Listed below are links to weblogs that reference
KTMの整備に from MC GEAR 店長日誌

Home > 工具 > KTMの整備に


JNCC/WEX


JEC


VAAM_CGC[1]
CGC



携帯版MC GEAR 店長日誌


mcf.jpg

savejapan.jpg

touhoku.jpg

Return to page top