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ブーツは永く

なんか最近値上げとか面白くも無い(かも知れない)レポート関係だけで書いてる自分がつまらないので、久しぶりに靴の話を。

モーターサイクル用のブーツを購入したのはバイクに乗り始めて少し経ってから。
当時はRG250γが市販車で出たりNS500がWGPを席巻(実際はケニーのYZRと互角)していたりとモーターサイクルブーム全盛だったんですが、貧乏学生だったので安売りのSIDIを買ったような気がします。(もう30年近く前なので朧げ)確かフレディー・スペンサーがチャンピオンを獲った時期なのでそれにあやかったトリコロールカラーだったと思います。

きっと大量仕入れしてもはける時代だったのでその売れ残りだったんでしょうね。あまり高かった記憶はありません。その後オフに転向しても今度はXLR250R(h)というバイクを切っ掛けにした林道ブームに乗って装備品は比較的安く購入できました。

そんな時にショップで見かけたガエルネのオフブーツは52,000円という他のメーカーと比較しても1万近く高いブーツでした。(ショックを受けたので金額を忘れなかったくらい)
今にして思うとオフブーツは当時よりも安くなっているんですよね。為替も関わるんでしょうけど、物価の上昇を差し引くとやはり当時のブーツって高かったと思います。

で、今は2万円台から色々選べるわけなんですが、価格相応っていう言葉はブーツでも例外じゃありません。基本的に掘り出し物は無いと思って良いです。
メーカーも製品を一から自社工場で生産する方式から、簡単な作業(樹脂パーツの縫いつけとか簡単な縫製)は人件費の安い地続きの隣国で行うなどコストダウンに余念はありませんけど、基本的に良い物を企画して生産するというノウハウに掛かるコストは削減しづらいので独自のアイデアとか履き心地のよさなど品質の良い物の価格は下げようがありません。

ですからガエルネやSIDIって高いよね~、もっと安くて良いのがあるよね。
と言われるとちょっと悲しくなります。(ホントはカチンときますけど。)

確かに安くても履き心地の良い物は出てきました。
でも永く履く事を考えるとお奨め出来ません。修理できなくて捨てるしかないのも多々あります。

私が以前勤めていたブーツの輸入をする会社は開発にも深く関わっていたんですが、修理をする際にどうすれば良いかという事も開発時から模索し提案していました。デザインが良くて機能も良くても1シーズンで駄目になるブーツは売りたくないという信念を持っていたからです。

ブーツはマシンと同じで消耗品です。経年劣化でフィーリングが悪くなったり、性能が落ちることがあります。
ヘルメットのように何年で寿命なんて話を出来れば簡単なんですが、保管状況と履く頻度で差が出るので一概に何年って言えないのも困った所です。昔は脱いだ時にくるぶしから折れ曲がってしまうようになったら寿命とか言われたときもありますが、今は樹脂パーツが多くてそんな風に折れ曲がるのは皆無です。(もしそうなったら寿命はとうに超えてます)目安は擦れ以外で縫製がほつれ出したり、樹脂が崩壊し始めたら寿命って事くらいでしょうか。
でもヘルメットと違ってブーツは修理する事で性能をある程度戻すことが出来ます。
もっとも修理して初期状態に近い性能を保てるようにしたいという理念を持ったメーカーはなかなかありませんし、面倒なので日本の輸入元もそこまでフォローしてくれるのは極一部です。

ですからブーツを大切にしたいと思うなら、迷わずガエルネをお奨めします。他のメーカーでも修理してくれる所はありますし、修理専門の頼れるショップもありますが、パーツの供給から修理の方法までニューモデルの発表前から考えてるメーカー(輸入元)はなかなかありません。

そんなメーカーや輸入元の活動を理解してくれるユーザーが増えたせいか最近のエンデューロ会場では圧倒的にガエルネが優勢です。
初期投資は厳しいかも知れませんが、是非ガエルネを履いてみてください。
きっとご満足いただけると思います。

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