- 2007-10-15 Mon 11:38:41
- 元ブーツ屋として
個人的に樹脂を多用したブーツはちょっと苦手である。その理由はむか~~~~~し某A社のブーツを履いた時にくるぶし部分の革が内側に入って痛い思いをしたためである。
それまで使っていたS社のが全然問題無かったからちょっとがっかりしたのだが、友人が海外から持ち帰ってくれた折角のブーツだったから我慢して履いた覚えがある。
その後G社のブーツしか履かなく(履けなく)なったのだが、樹脂ばりばりの初期型SX-EVOLUTIONは随分痛い思いをした。
その後サンプルで入ったSKYWALKERというブーツ(SG-1の前身)はこれまた痛くて履けなかった。
それ以来樹脂ばりばりブーツは私の足には合わないと決めつけていたのである。
しかし靴に携わって随分経つと原因が分かった。
それまで使っていたS社のが全然問題無かったからちょっとがっかりしたのだが、友人が海外から持ち帰ってくれた折角のブーツだったから我慢して履いた覚えがある。
その後G社のブーツしか履かなく(履けなく)なったのだが、樹脂ばりばりの初期型SX-EVOLUTIONは随分痛い思いをした。
その後サンプルで入ったSKYWALKERというブーツ(SG-1の前身)はこれまた痛くて履けなかった。
それ以来樹脂ばりばりブーツは私の足には合わないと決めつけていたのである。
しかし靴に携わって随分経つと原因が分かった。
くるぶしの辺りに空間があるとそこに向かって革が入り込む。
特に内装が縫いつけられている縫い目に沿って折れ曲がって入るからくるぶし辺りが痛くなるのだ。
ということはこの辺りに空間を作らないようにすれば良いだけの事。
実はその対策の為に痛かったA社のブーツを履いていたときから10年余りで私の靴のサイズは1cm小さくなった。
以前は足首の動きの悪さをルーズさで誤魔化していた為に結構大きめのブーツでも平気で履いていた。
しかしセクションで踏ん張ったり、スタンディングで攻めているときなどルーズなブーツでは全然ダメである。
そんな感じでサイズが小さくなっていき、SKYWALKERから大きな変化は無いはずのSG-1でもサイズが1サイズ小さくなる事でピッタリフィットしてライディングにまで変化が出るほど。もちろんくるぶしの痛みは皆無だ。
サイズに対する勘違いは良くある話で、かの石井正美大先生も同じGAERNEのブーツなのに数年前から1サイズ小さくなった。
以前は緩いのが当たり前だと思っていたけど偶然人のを借りたときに1サイズ小さくて、それが殊の外フィット感が高くて気に入ったそうだ。
あれだけのベテランですら先入観と慣れで間違ったサイズを選んでいるときが有るのだ。彼から見れば初心者の私たちが間違ったブーツを履いている事が有ったって何の不思議でも無い。
一度1サイズ小さめを試着してみては如何だろう。
多少窮屈でも痛くなければソックスの種類で調整出来る。
私は26.5cmではやや緩いのでソックスを薄めにして26.0cmを履いている。本当は26.5cmにして厚手のソックスで調整しても良いのだろうが、件のくるぶし周りが少しルーズに感じたのでやめたのだ。
そのくるぶしだが、一度痛くなってしまうと慣れるまでに相当時間が掛かる。下手をするとずっと直らない。直った頃には革の腰が無くなってくしゃくしゃのブーツになっているかも知れない。
でこの痛みの原因を直す方法。
まずは当たる部分にリストバンドやパッド入りのアンクルサポーターをして履く。
ブーツには内側に入ってしまっている部分に保革油を塗る。革への浸透性の良いミンクオイルが良い。
その状態でジョギング。
は冗談として、数時間バイクに乗ると良いだろう。
体温と汗で押し出す方向にくせが付けば修理は完了する。
書くほど簡単ではないが症状が進行していなければ効果は有るのでお試しあれ。
この時革の入り込みが厳しい時は段ボール片などを当たる箇所に入れても良い。
またくるぶしに皺の寄るもう一つの原因としてすねの部分のバックルを締め込みすぎるのがあげられる。
ふくらはぎはテーパー状になっているから締め込みすぎると下に落ちてくる。その結果柔軟性の高い足首部分に皺が寄るのだ。
これの予防策は足首部分にミンクオイルなどを塗りすぎないこととバックルを締め込みすぎないことだ。
レースの時などはしっかりと締めたいのは当然だが、それ以外のピットでぶらついている時やツーリングで危険度の少ない場所ではルーズにしておいた方が良いだろう。濡れたら必要最小限の使用に留めて陰干ししてしっかりと水分を抜いてから使用を再開する。保革油もあまり多量に使わないことが基本だ。
ブーツは本当に重要な装備なのでしっかりと選んで、大事に使って欲しいと思っています。
特に内装が縫いつけられている縫い目に沿って折れ曲がって入るからくるぶし辺りが痛くなるのだ。
ということはこの辺りに空間を作らないようにすれば良いだけの事。
実はその対策の為に痛かったA社のブーツを履いていたときから10年余りで私の靴のサイズは1cm小さくなった。
以前は足首の動きの悪さをルーズさで誤魔化していた為に結構大きめのブーツでも平気で履いていた。
しかしセクションで踏ん張ったり、スタンディングで攻めているときなどルーズなブーツでは全然ダメである。
そんな感じでサイズが小さくなっていき、SKYWALKERから大きな変化は無いはずのSG-1でもサイズが1サイズ小さくなる事でピッタリフィットしてライディングにまで変化が出るほど。もちろんくるぶしの痛みは皆無だ。
サイズに対する勘違いは良くある話で、かの石井正美大先生も同じGAERNEのブーツなのに数年前から1サイズ小さくなった。
以前は緩いのが当たり前だと思っていたけど偶然人のを借りたときに1サイズ小さくて、それが殊の外フィット感が高くて気に入ったそうだ。
あれだけのベテランですら先入観と慣れで間違ったサイズを選んでいるときが有るのだ。彼から見れば初心者の私たちが間違ったブーツを履いている事が有ったって何の不思議でも無い。
一度1サイズ小さめを試着してみては如何だろう。
多少窮屈でも痛くなければソックスの種類で調整出来る。
私は26.5cmではやや緩いのでソックスを薄めにして26.0cmを履いている。本当は26.5cmにして厚手のソックスで調整しても良いのだろうが、件のくるぶし周りが少しルーズに感じたのでやめたのだ。
そのくるぶしだが、一度痛くなってしまうと慣れるまでに相当時間が掛かる。下手をするとずっと直らない。直った頃には革の腰が無くなってくしゃくしゃのブーツになっているかも知れない。
でこの痛みの原因を直す方法。
まずは当たる部分にリストバンドやパッド入りのアンクルサポーターをして履く。
ブーツには内側に入ってしまっている部分に保革油を塗る。革への浸透性の良いミンクオイルが良い。
その状態でジョギング。
は冗談として、数時間バイクに乗ると良いだろう。
体温と汗で押し出す方向にくせが付けば修理は完了する。
書くほど簡単ではないが症状が進行していなければ効果は有るのでお試しあれ。
この時革の入り込みが厳しい時は段ボール片などを当たる箇所に入れても良い。
またくるぶしに皺の寄るもう一つの原因としてすねの部分のバックルを締め込みすぎるのがあげられる。
ふくらはぎはテーパー状になっているから締め込みすぎると下に落ちてくる。その結果柔軟性の高い足首部分に皺が寄るのだ。
これの予防策は足首部分にミンクオイルなどを塗りすぎないこととバックルを締め込みすぎないことだ。
レースの時などはしっかりと締めたいのは当然だが、それ以外のピットでぶらついている時やツーリングで危険度の少ない場所ではルーズにしておいた方が良いだろう。濡れたら必要最小限の使用に留めて陰干ししてしっかりと水分を抜いてから使用を再開する。保革油もあまり多量に使わないことが基本だ。
ブーツは本当に重要な装備なのでしっかりと選んで、大事に使って欲しいと思っています。
- 関連記事
-
- ブーツのサイズ選び (2007/10/18)
- ブーツについて (2007/10/15)
- 増し締めしてください。 (2007/09/03)
- Newer: ARJ51号
- Older: BANEインナーソールの使用レポート
Comments: 0
Trackback+Pingback: 0
- TrackBack URL for this entry
- http://mcgear.blog111.fc2.com/tb.php/167-6ecae20e
- Listed below are links to weblogs that reference
- ブーツについて from MC GEAR 店長日誌