- 2007-07-23 Mon 09:45:50
- 元ブーツ屋として
以前ブーツ屋だった頃に良く聞かれたのがブーツの寿命についてでした。
ヘルメットはメーカーが3年が交換推奨時期と名言していますが、ブーツなどの装備品はどれくらいで交換した方が良いのでしょうか?
みなさんはどのくらいのスパンで買い換えてますか?
ヘルメットはメーカーが3年が交換推奨時期と名言していますが、ブーツなどの装備品はどれくらいで交換した方が良いのでしょうか?
みなさんはどのくらいのスパンで買い換えてますか?
モトクロスブーツに関して言うと足に馴染む頃が旬で、その後は徐々に性能が低下していきます。
ですから使う頻度にもよりますが使用回数が少なくても5年も保てば充分でしょう。それ以上になると使用していなくとも樹脂自体の劣化が進んで充分なプロテクションが確保できなくなります。
ところで良い言い方が見つからないので低下といいましたが、実際には旬を過ぎて競技には向かなくなるといった方が良いでしょうか。プロテクションに関して問題は無いのですが、腰が無くなってダイレクト感が薄れるというか矯正する力が弱まるような気がします。
もちろんトップライダーはブーツに矯正してもらう必要も無いのでそんなことは感じないでしょう。しかし中級者くらいからステップの加重がしづらくなったりブレーキングしながらのコーナーワークでちょっと意識しないと踏み込みが足りなくなったりするのを感じると思います。これを“旬を過ぎた”と言ったのです。
そのためブーツは出来るだけ柔らかくしないようにミンクオイルなどを使うよりはガエルネ ウォータープルーフポリッシュのようなパラフィン系の保革油を使うと良いでしょう。また濡れたときのメンテもしっかりとしてください。陰干しでしっかりと乾かすことが重要です。
◆補足?
それにブーツのくるぶし部分が内側に食い込んで痛くなる場合にその部分をオイルで柔らかくして対応して欲しいとメーカー(輸入元)に言われた方もいると思いますが、これは対処療法でどうしようもないからこのように薦めざるを得ないのです。このような処置は腰をなくす原因になりますので本来はお薦めいたしません。そうなる前に是非予防処置を施してください。
内側に食い込む原因は以下の二つが挙げられます。
1.ブーツのサイズ(くるぶし周り)が合っていない
2.ブーツ自体の構造
これを予防するためにはくるぶし部分にサポーターを巻くと良いでしょう。くるぶし部分に入り込む空間があると余計に入ってくるのでそれを防ぐことが目的です。ネオプレーン(ダイビングのウエットスーツなどに使う素材)で出来たサポーターはクッション性も高くお薦めです。
空間が大きい場合はサポーターに段ボールなどのクッション材を挟み込む場合もあります。とにかくくるぶし周りをタイトにしてあげることが重要です。これはブーツの中で足が遊ぶことの予防にもなり足首の捻挫などを未然に防ぐ効果もあります。
ブーツの構造から足が痛む場合はちょっと問題ですが、名の通ったブーツのほとんどはその対策をしていますので上記ような予防処置だけで大丈夫でしょう。
ですから使う頻度にもよりますが使用回数が少なくても5年も保てば充分でしょう。それ以上になると使用していなくとも樹脂自体の劣化が進んで充分なプロテクションが確保できなくなります。
ところで良い言い方が見つからないので低下といいましたが、実際には旬を過ぎて競技には向かなくなるといった方が良いでしょうか。プロテクションに関して問題は無いのですが、腰が無くなってダイレクト感が薄れるというか矯正する力が弱まるような気がします。
もちろんトップライダーはブーツに矯正してもらう必要も無いのでそんなことは感じないでしょう。しかし中級者くらいからステップの加重がしづらくなったりブレーキングしながらのコーナーワークでちょっと意識しないと踏み込みが足りなくなったりするのを感じると思います。これを“旬を過ぎた”と言ったのです。
そのためブーツは出来るだけ柔らかくしないようにミンクオイルなどを使うよりはガエルネ ウォータープルーフポリッシュのようなパラフィン系の保革油を使うと良いでしょう。また濡れたときのメンテもしっかりとしてください。陰干しでしっかりと乾かすことが重要です。
◆補足?
それにブーツのくるぶし部分が内側に食い込んで痛くなる場合にその部分をオイルで柔らかくして対応して欲しいとメーカー(輸入元)に言われた方もいると思いますが、これは対処療法でどうしようもないからこのように薦めざるを得ないのです。このような処置は腰をなくす原因になりますので本来はお薦めいたしません。そうなる前に是非予防処置を施してください。
内側に食い込む原因は以下の二つが挙げられます。
1.ブーツのサイズ(くるぶし周り)が合っていない
2.ブーツ自体の構造
これを予防するためにはくるぶし部分にサポーターを巻くと良いでしょう。くるぶし部分に入り込む空間があると余計に入ってくるのでそれを防ぐことが目的です。ネオプレーン(ダイビングのウエットスーツなどに使う素材)で出来たサポーターはクッション性も高くお薦めです。
空間が大きい場合はサポーターに段ボールなどのクッション材を挟み込む場合もあります。とにかくくるぶし周りをタイトにしてあげることが重要です。これはブーツの中で足が遊ぶことの予防にもなり足首の捻挫などを未然に防ぐ効果もあります。
ブーツの構造から足が痛む場合はちょっと問題ですが、名の通ったブーツのほとんどはその対策をしていますので上記ような予防処置だけで大丈夫でしょう。
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